S66サンダース

ゲンガー、スターミー、ゴウカザルなどのめんどくさいポケモンを天候やスカーフに依存せず上から一定の打点で叩く事ができ、立ち回りの小回りもきくサンダースについて。

ボルチェンによる蓄積やあくびによるサイクル破壊などを重視した型もあるのですが、今回は相手のサンダースを意識したサンダースの型について紹介したいと思います。

これはサンダースの通常特性の蓄電により相手のボルチェンでの立ち回りの安定感を失わせやすいところを利用した型です。

まずは、配分例から。

①157-**-80-130-140-190
②161-**-80-130-136-190

②が残飯の場合で、①がその他持ち物の場合です。

耐久について最低限確保したいのがC162めざめるパワーを身代わりが確定で耐えるライン。
これによりサンダースミラーが発生した時に、身代わりを選択する安定感が増します。
今回はもうちょっと欲張ってC172(補正有りロトム)のめざめるパワーを最高乱数以外で耐えるようにしました。
そうする事により、ロトムは持ち物を考慮しない限りリーフストームorハイドロポンプorオーバーヒートor吹雪という不安定な技で身代わりを破壊するしかなくなります。
破壊された場合は眼鏡などの持ち物を持っている可能性が高いという情報を獲得。

もう1つ絶対に維持したいのがSのライン。
最低ラインがスカーフバンギラスを抜ける187です。
今回はこちらも少し欲張って最速120族まで抜くように配分しました。
ダグトリオ地味にこわいですしね。

これで努力値使いきり。
次は技構成について。

まず、相手のサンダースに対して身代わりをはる事を前提にしているのですが、こちらもCが低いため相手のサンダースの身代わりを破壊する事ができません。
ただ身代わりを残しても意味がないので、もう1つバトンタッチを採用します。
相手のサンダースに対してみがわりをはり、バトンタッチで無償降臨を狙います。
あわよくば身代わりを残したまま高圧力のポケモンを降臨させられますし、交代の多い66において後出しジャンケンのできるバトンタッチはそもそも強力な技といえます。

次に攻撃技です。
電気技から考えるのですが、バトンタッチもあるのでここでは十万ボルトのほうが重要度が高いかと思います。
まぁここは構築にあわせてボルチェン(全部当てる自信があるなら雷でもいいですがw)にしましょう。

最後がわりと自由度高めです。

十万ボルトとボルトチェンジの両採用。
場持ちを重視して身代わりとのシナジーを高める願い事。
相手の立ち回りを乱すあくび。
安定のめざめるパワー(氷)。

あたりが候補でしょうか。

サンダースに強いサンダースってピンポイントすぎない?って思うかもしれませんが、最初に書いたようにそもそもサンダース自体が強いポケモンなので別にメタ対象のサンダースが出てこなくても強いです。
また素早さの高い身代わり持ちなので序盤から動かしやすく情報アドを得やすいのが特徴。
相手のニョロトノバンギラスロトムドククラゲボーマンダあたりの初手で出やすいポケモンの多くのポケモンに圧力をかけたり持ち物判別したりできて非常に優秀。
スカーフ雨ハイドロやスカーフ流星程度なら耐える耐久をついでにもててるのがみそですね。

特に雨パには強く、ニョロトノに圧力をかけながらナットレイを読んで身代わりバトンし、身代わりを残したエアームドナットレイが何もできない、という状況から一気に情報アドや蓄積を与えにいけたりします。

この型のサンダースを使う上で重要なのはバトン先を用意しておくことですね。
ただあまりそれに依存すると、ほえる持ちのカバルドンマンムーをひいた時につらいのでそのあたりの対策はきちんとしておきましょう。
あと単純にきついのはトリトドンとかかな。
この辺意識するならカバ以外には無振りめざめるパワー草でもいいダメージになるので採用考えてもいいかもしれませんね。