S66ジバコスターミー

野良対戦ではたびたび使ったものの、大会では使った事のないジバコスターミーについて。
想定ルールはシングル66。

まずジバコスターミーがどういうシナジーのある組み合わせなのか、という事を端的に説明すると、66において非常に受けにくくタイマン性能も高いスターミーを比較的安定して受けにくるナットレイジバコイルが狩る。
というものです。
ナットレイの地ならしはかなりのピンポ技なので採用されにくく、綺麗な抜け殻をもたせると基本的な立ち回りで耐久が足りなくなる事が多いため多くのナットレイジバコイルに対して宿木以外の有効な行動を持ちません。

これにより、スターミーが自身の技スペをナットほぼピンポのためにさいたり、立ち回りで相手に一方的に有利とられたりしにくくなります。

スターミー自体の型は適当。
サイコキネシスorサイコショック/ハイドロor波乗り/冷凍or十万or再生@命の球
とかのいわゆるテンプレ構成でもいいし、構築に合わせて歪んだことしてもおk。
ただジバコスターミーはトリトドンが厳しいので、タイマンで殴り勝ちやすいサイコキネシスを採用したCS配分の方がいいかも。

で、ジバコの型について。
もっとも多いのが身代わり+食べ残し。
ナットレイの宿木をすかしながら起点にするための身代わりが確定で身代わりと相性のよい食べ残しを持たせた型です。

あまりみないけど一応、身代わり+眠る+カゴの実なんてのも。

残りの技は汎用性をたもつならめざ炎+ボルチェンor十万ボルトとなります。

さて、ここでジバコスターミー+雨以外の天候ときくとテンプレ雨(ニョロトノ キングドラ ゲンガー ナットレイ)がなぜ青ざめるのかについて説明したいと思います。

まずスターミーに雷を採用した型にします。
スターミーがやることは基本的にはニョロトノと対面し雷を打ち続けるだけです。

それにより、ニョロトノにスターミーを合わせられるとニョロトノを失うわけにはいかないものの、ゲンガーでも勝てない、雷が一貫してて麻痺も考慮すると投げれるポケモンがいない、火炎玉ランクルスがいても雨のせいで水技の威力が上がり受からない。
という状態になり、雨のおかげでめざ炎のダメージを抑えられるナットレイを出すしかなる事が多いです。

ジバコイルを合わせられないかドキドキしながらナットレイをスターミーに後出しし、スターミーがめざ炎やトリックをせず普通に攻撃してくれたおかげで負担をおさえて後だし成立したとします。

ここでスターミー側のとる行動はかまわず雷(状況によっては水技)連打。
ナットレイジバコイルを安全に対面させるのが目的なのでその他の交代読み交代などの甘えた行動には全てリスクを与えていきましょう。

とりあえず、相手のナットレイが無難に遂行してきてスターミーが落ちたとします。

ここで満を持してジバコイルの登場です。
この立ち回りで出てくるジバコイルの型は、
チャージビーム/ラスターカノン/身代わり/影分身@食べ残し
という汎用性をかなり落とした型。

あとはおわかりでしょう。
ナットレイ側が豪運を持ってない限り身代わりを残したまま回避率を最大まで上げられ、チャージビームでCも最大まであげながら突破され、残りのポケモン達がうまくいい技を当ててくれなければ全抜きされて終了です。

おそろしいですね。
全抜き阻止できても、一定の被害は避けられないので数で不利になり残りはごり押されて負けって事になりやすいです。

実際にはもっと汎用性をたもった型が出てくる事が多いですが、こういうゲーム終わるリスクがみえてしまうとなかなかうまく立ち回るのは難しいです。

何よりやっかいなのは、不利になったジバコ側が水ロトムなどにワンチャン影分身とかしてくるところですね・・・。

あ、油断してると
スターミー@オボンor残飯
熱湯/身代わり/小さくなる/自己再生

ジバコイル@拘り眼鏡
十万or雷/ボルトチェンジ/ラスターカノン/めざめるパワー草
なんて組み合わせに足元すくわれるかも。

ということで66における害悪組み合わせの紹介でした。